身体がかたくてもダンスはうまくなれるのか?ダンサーが柔軟をする目的と合わせて解説

ごきげんよう、ユユです。

「ダンスをやってる人は体が柔らかい」

世間一般的に、そんなイメージがありますよね?

そのせいかダンスをはじめたいな、と思っても

「私は身体がかたいしなぁ……」

とお悩みの方もいらっしゃるようです。

今回は、そんなあなたのお悩みに「ダンスはじめたてに、あまりにも身体が硬すぎて先輩に苦笑された」ことのある私が、

『身体がかたくてもダンスがうまくなれるのか?』

という疑問にお答えしていきたいと思います。

結論!かたくてもダンスはできます、ただし……

ただし、「バレエを除く」です。

バレエも柔軟して柔らかくなればOKですが、身体がかたいことを悩んでる方向きではない、という意味で。笑

かたくてもダンスはできます。

では、なぜそういえるのか。3項目に分けてお伝えしていきましょう。

身体がかたくてもダンスはうまくなれる理由3つ

▼柔軟を数か月やっていればめちゃくちゃかたい人でもかなり柔らかくなるから

▼そもそも、柔軟性はそこまでダンスに必要ないから

▼動きのやわらかさ、しなやかさと身体の柔軟性はまたちょっと別の話になるから

1. 柔軟を数か月やっていればめちゃくちゃかたい人でもかなり柔らかくなる

(私の後輩に、はじめはバリカタだったのに、毎日柔軟をがんばっていたらいつのまにかバレエ経験者と同じくらいやわらかくなっていた猛者がいます)

当たり前ですが、柔軟は毎日やれば柔らかくなります。

ストレッチ続ければ柔らかくなるよ!ということについては普通にご理解いただけるかと思います。はじめてから柔らかくなればいいんです!

柔軟は、そのストレッチでのばしている部位をちゃんと意識しながらやることができれば、2,3か月を目安に効果がはっきりと現れてきます。

お手本の形だけマネしてまったく痛くない柔軟をしてしまう初心者(=昔のわたし)は、そのことに気づくまでずっと身体がかたいまま、ですが、

正しい柔軟のやり方を実践すれば、誰でも柔らかくなれるんです。ですので、やる気はあるんだけど身体がかたくて不安、という方はまったく気になさらないでください。ぜんっぜん、大丈夫です!

2. そもそも、柔軟性はそこまでダンスに必要ない

いったいなぜ、ダンサーは柔軟をするのでしょうか?

わかりますか?

柔軟をする目的は2つあります。1つは、他のスポーツと同じように、ウォームアップの一環として、怪我を防ぐこと。そしてもう1つは、

「可動域を増やすこと」

です。んん?可動域ってなんぞや?と思った方のために言い換えると、

可動域とは、文字通り「動かすことができる範囲」のことです。(フィギュアとかだと超像可動~とか言うんじゃないですか?)

そして、

なぜダンスでは「身体の動かせる範囲(=可動域)」を大きくする必要があるのかというと、

「そこまで動かせないとできない振り付けがあったときのため」

なんですよね。

例えば、よくある「柔らかい人」のイメージのように、

180度開脚できなくても、ベターッと床につかなくても大丈夫

なんですよ。なぜなら、180度脚を開く振り付けなんて、普通のダンスにはそうそうないから。

かくいう私も、横に180度は開かないです。縦は、脚をあげたりする振り付けがあるのでたまに使ってたからか、一応べったりつきます。

まぁ、柔らかい人は普通にうらやましいですし、柔らかくて身体を動かせる範囲が大きいのはいいことです。でも、そんなに柔軟できなくても、ダンスがうまい人はいっぱいいるので安心してください。けっこうな柔軟性を要求する振り付けってめったにないですしね。

さて、次がラストですが、ちょっとだけレベルのあがる話になります。それが、

3. 動きのやわらかさ、しなやかさと身体の柔軟性はまたちょっと別の話になる

ということです。

正直、わたしも柔軟してだいぶ柔らかくはなったものの、決してものすごい軟体動物のようにやわらかいわけではないですが、やわらかいダンスはできます。

逆に、身体はめちゃくちゃ柔らかいのに、ダンスの動きはかたい、という人もいます。

さきほどお伝えしたように、身体が柔らかくなくても踊れる振り付けはたくさんあります。そしてこれは裏を返すと「ただ身体が柔らかいというだけでは上手に踊れない」ということでもあります。

ダンスで重要なのは、振り付けのイメージを頭にいれ、そのイメージをいかにうまく自分の身体を操って再現するか、ということです。

なので、人間をロボットに例えてみると、

************************************************

いくら動かせる範囲が広い機体をもっていても(≒やわらかくて可動域の大きい身体であっても)

その機体をうまく動かすという技術がなくては(≒ボディコントロールができなければ)

敵を倒すなどの目的をうまく達成できない(うまく踊れない)

*************************************************

という感じですね。

このような理由から、ダンスに柔軟性はそんなに必要ないから心配しなくて大丈夫ですよ!といえるわけですね。

それに、どうしても柔らかくなりたければ、毎日お風呂上りにがっつり柔軟していれば数か月で柔らかくなれるものです。笑

というわけで、

ダンスは身体がかたくても

できます!!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする