ダンスをやる意外なメリットは「それまでとは違う形で楽しめる「目」が手に入る」こと

ごきげんよう、ユユです。

今回は

「ダンス経験者しか知らない、ダンスをするメリット」

について語っていきます。

早速ですが、わたしが5年以上ダンスを続けてきてよかったな、と感じること。

それは……

「ダンスについて”経験している、知識がある”という新しい視点が手に入ったことで、

アイドルやショーのダンサーといった

プロのダンスをそれまでとはまた違った形で、

より深く楽しめるようになった」

ことです。

突然ですが、あなたは某夢の国、ディズ〇ーランドに行ったとき、

アトラクションにたくさん乗りたいと思う派ですか?

それとも、

ショーをみる方が好きだと思う派ですか?

もちろんどっちも大好き!という方もたくさんいるとは思いますが 笑

私は、最後のパレードはみるけど、それまではアトラクションメイン!という感じでした。

・・・そう、

・・・ダンスをはじめるまでは、です。

アトラクションも好きですが、今ではショーを観るのが大大大好きになってしまいました。

なぜそうなったかというと、

「ダンスをはじめる前」と、

「ダンスをはじめてある程度踊れるようになってから」では、

ショーを観たときに

「全然ちがうものが見える」

ようになったからです。

要するに、見え方が変わった、

“同じものが違ってみえるようになった”

んです。

どう見え方が変わったかというと、

上手な人のダンスの

・動きのメリハリのつけ方のうまさや正確性の高さ

・表情管理のうまさ、視線の落とし方のうまさ

・体力のすごさ

(ダンスって観てる分にはそこまでしんどくなさそう、大変じゃなさそうにみえるのですが

(というかそういう風にしんどさを表に出さないようにしてるのがプロ)

実際にやってみたら、3分踊るだけでも相当ハードだとわかりますし、ライブで何曲も踊ることの大変さが実感できます)

などがわかって、

「そのステージを創り上げるのにどれだけの技術が必要なのか」

を認識できるようになりました。

それから、

自分もこんな上手に踊ってみたい、という気持ちが生まれるようにもなりました。

ショーを観たときの感動の量が圧倒的に増えたんです。

つまり、それまで自分にはなかった

“ダンサーとしての経験をもって、プロのダンスを観るという視点”

を手に入れたことで、同じプロダンサーや上手いひとでも、細かいところに目がいったり、技術の高さがリアルに伝わってきたり、オーラのある人がはっきりわかるようになったりと、

まったく新しい観方、楽しみ方ができるようになったんです。

さらに言い換えるなら、

ダンスの経験を得たことで、

ショーを観る、という同じ体験をしても、

そこ(その体験)から感じ取れる情報量めちゃくちゃ増えた

んです。

本当に、ダンス未経験とダンスやったあとでは、観え方が異常にちがう。

宝塚歌劇もとても好きなのですが、舞台のストーリーよりも歌唱力に加えて、ダンス技術にも感動を覚えるようになりました。

別に、

経験によって新たな感性(≒視点、フィルター)を身に着ける、というのはダンスに限ったことではありません。

例えば、スポーツもそうです。サッカーの試合観戦も、サッカー経験者がヒデやロナウジーニョなどプロのプレーを観て、その立ち回りや技に「すごい!」とうなっていたとしても、

サッカーをしっかりやった経験がない私のような門外漢だと、誰がみてもすごいとわかるようなスーパープレーを観てとかじゃないと、あまりすごさが理解できないんですよね。つまり、私はプロのサッカー選手のすごさを、サッカー経験者と同じようには「見えない」「知覚できない」「感じられない」。

ここでダンスの話に戻りますが、

わたしがダンスをはじめたばかりのとき、入ったばかりのダンス部で「その中で誰がうまいのか」まったくわからなかったんです。

同じくダンス部に入ったダンス経験者の同級生は「あの先輩うまいね~」とか言っていましたが、ダンスをはじめたばかりの素人の私には、その先輩と他の人の違いがよくわかりませんでした。

でも、

しばらくして自分も少しずつ上達し、ダンスを見て観察する目が養われていきます。すると、上手い人と自分との差が少しずつ把握できるようになったりして、上手いと言われていた人の”うまさ”が認識できるようになっていました。

そのころから、音楽番組でのアイドルのパフォーマンスや、ディズニーのショー、宝塚を鑑賞したときの見え方が変わってきた記憶があります。

当時は本当に、ダンスを踊るのも観るのも、大好きになっていって世界がキラキラしていきました。

もちろん、ダンスをやっていない人でも、十分それを楽しむことはできます。

ですが、実際に体験することでしか手にいれられない視点、観ることのできない景色もあります。

ダンスをやったことがあるという経験が、

“同じものがそれまでと違ってみえる”

という形で私たちの人生に彩りを与えてくれます。

プロのレベルまでもっていく、そのために必要なトレーニングのすさまじさに思いを馳せる。

ダンサー1人1人の人生を感じる。

ダンスへのモチベーションを自然と煽られる。

圧倒的な実力を魅せられて、

踊りたくて仕方がなくなって、

「あんな風に踊りたい!練習したい、今すぐ!!!」

とワクワクが止まらなくなる。

――そんな気持ち、味わってみたいと思いませんか?

新しい「目」を手に入れるということ。

ダンスに限らず、それはつまらない世界を、刺激的に塗り替える最高のツールを手にするということなのです。

“真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。
新しい目で見ることなのだ”

The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes

マルセル・プルースト

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